大阪府は18日、府下43市町村に向けた「新型コロナウイルスワクチン集団接種会場マニュアル作成の手引き」を公表した。この中で、住民への持参物としてお薬手帳を明記した。予診票の確認時には多剤を服薬している可能性のある高齢者について事前に手帳の持参を促した上で、薬剤師の配置を検討することが望ましいと記載。接種会場内の環境管理では、環境衛生の知識のある学校薬剤師の配置を推奨している。
手引きは、▽総論▽事前準備▽ワクチン接種実施詳細▽訓練実施概要――の4章で構成。2月16日に厚生労働省が自治体向けに出した手引きを参考に、府が実施した集団接種訓練の結果を踏まえて作成したものとなっている。お薬手帳のほか、数カ所で薬剤師の活用を検討することが望ましいとする記載が盛り込まれた。