中央社会保険医療協議会は12月25日、次期薬価制度改革の骨子を総会で了承した。長期収載品については、後発品への適切な置き換えが図られていない場合に特例的な引き下げを導入し、初後発品収載後に適用される特例引き下げと一本化した。
骨子では、長期収載品について、後発品への適切な置き換え率をロードマップに示された60%と規定。後発品が薬価収載されてから5年経過した後も、後発品占有率が60%に達しない場合、最初の薬価改定で特例的な引き下げを行う。一方で、初後発品収載後の先発品に適用される現行の特例引き下げを廃止し、制度を一本化する。