厚生労働省は26日の規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループで、OTC医薬品販売に関する薬剤師や登録販売者の配置時間や対面販売の規制について「早急に見直す方向で検討する」方針を示した。特に有資格者の配置については、年度内に一定の方向性を示すと明言したが、委員からは検討の加速化を求める注文が相次いだ。
OTC薬の販売をめぐっては、10月の会合で日本フランチャイズチェーン協会などが、開店時間のうち半分以上は薬剤師等の有資格者を配置する規制を見直すこと、オンラインを活用した遠隔システムで有資格者が患者の相談を受け付けた上で、在庫のある最寄り店舗でOTC薬を受け取ることができるよう要望していた。