医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > ヤンセンファーマ AD/HD治療薬コンサータ錠の成人期への適応拡大承認を取得

ヤンセンファーマ AD/HD治療薬コンサータ錠の成人期への適応拡大承認を取得

読了時間:約 1分6秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2013年12月25日 PM09:00

18歳以上でAD/HDの診断を受けた患者にも処方可能に

ヤンセンファーマ株式会社は12月20日、注意欠陥・多動性障害(AD/HD)治療薬「(R)」が、18歳以上の成人期への適応拡大の承認を取得したと発表した。

コンサータ錠は2007年10月に、日本で初めて「小児期(18歳未満)におけるAD/HD」を適応とする製造販売承認を取得。2011年8月には18歳未満にコンサータ錠による治療を開始した患者が18歳以降も継続して使用できるよう、添付文書の一部改訂が行われていた。

今回の成人期への適応拡大の承認取得により、小児期に診断を受けて治療を開始した患者ばかりでなく、18歳以上になってからAD/HDとの診断を受けた患者に関しても、コンサータ錠を処方することが可能となる。

(画像はイメージです)

39の国と地域で成人期のAD/HDに適応

コンサータ錠は、メチルフェニデート塩酸塩を有効成分とするAD/HD治療薬。浸透圧を利用した放出制御システムを採用しているほか、コーティング層にもメチルフェニデート塩酸塩を含有させている。これにより服用直後はコーティング層から、その後は放出制御システムからメチルフェニデート塩酸塩が放出され、12時間にわたり効果が持続するよう設計された放出制御型徐放錠である。

2013年10月の時点で、コンサータ錠はアメリカ・イギリス・ドイツ・フランス・オーストラリア・カナダ・韓国など91の国および地域で小児期のAD/HDを適応として承認されている。成人期のAD/HDに対する適応はアメリカ・オーストラリア・カナダ・韓国など、39の国と地域で承認されている。(鈴木ミホ)

▼外部リンク

ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4276

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK