リンパ浮腫を対象とした治験計画
アンジェスMGは、コラテジェン(HGF遺伝子治療薬)の日本における原発性リンパ浮腫を対象とした第1/2相試験について申請した。リンパ浮腫で脚の体積が20%以上腫脹した被験者の脚部にコラテジェンを筋肉内投与し、浮腫の体積変化を経時的に評価して、コラテジェンの安全性と有効性を探索的に検討する。
リンパ浮腫とは、リンパ系の輸送機能に障害が起こり組織間質内に血漿タンパクや水分が貯留した状態をいい、四肢に多くみられる。リンパ管の先天性発育不全などの原因不明な原発性(1次性)と、原因の明らかな続発性(2次性)に分けられる。治療法は、主にリンパ誘導マッサージ、圧迫療法など保存的治療が主流である。
同社では、まず原発性リンパ浮腫に対するコラテジェンのプルーフ・オブ・コンセプト(POC)を確認した後に、続発性リンパ浮腫に対する開発を開始する。
▼外部リンク
アンジェスMG ニュースリリース2012年7月30日
http://www.anges-mg.com/news/pdf/20120730.pdf