■厚労省など官民連携
厚生労働省は、世界規模で感染拡大する新型コロナウイルスのワクチン開発を進めるため、日本など複数の国や財団等が出資する「感染症流行対策イノベーション連合」(CEPI)が、英オックスフォード大学、米ノヴァヴァックス社とパートナーシップを結んだことを公表した。速やかに臨床試験を実施できる能力などがあると判断されたもの。CEPIが新型コロナウイルスに対するワクチン開発でパートナーシップを締結したのは計6件となった。
CEPIのパートナーシップの基準として、速やかに臨床試験を実施できることやワクチンを数百万人分レベルで大量製造できることなどが条件となっている。先月に公募した結果、オックスフォード大とノヴァヴァックス社が要件を満たしたことから、今回のパートナーシップ締結に至った。