医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【日病薬近畿ブロック会議】広義調剤業務の周知要望-服薬介助、外用薬貼付は「調剤」

【日病薬近畿ブロック会議】広義調剤業務の周知要望-服薬介助、外用薬貼付は「調剤」

読了時間:約 1分51秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2020年02月19日 AM10:00

日本病院薬剤師会近畿ブロック会議が15日に神戸市で開かれ、ブロックの薬事制度委員会から、広義の調剤業務の明確化や周知を日病薬に求める声が上がった。同委員会は、「薬剤師が行う調剤薬の服薬介助や外用薬貼付、在宅自己注射薬の実施介助などは医行為に該当するものではなく、広義の調剤業務といっても過言ではない」との見解を示し、こうした内容の周知や実践を日病薬が主導するよう求めた。日病薬の木平健治会長は、「医師のタスクシフト推進に関する国の検討会での方向性を見つつ、提案を整理させてもらいたい」と語った。

同委員会が、病院や地域で薬剤師が実施できる広義の調剤業務として周知や明確化を求めたのは、▽調剤した薬剤の服薬介助▽麻薬、パーキンソン病薬、湿布など外用薬の貼付、浣腸薬や坐薬の挿入、軟膏塗布▽インスリン皮下注、抗リウマチ製剤など在宅自己注射薬の実施介助▽血糖自己測定の毛細血管への穿刺や計測、持続血糖測定器等の装着や測定▽腹部など注射部位の硬結を確認する行為▽自動血圧測定器を用いた血圧測定▽毛細血管の酸素飽和度測定――の7項目。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【国民医療推進協議会】薬局の厳しい状況訴える-賃上げと物価高に財源を
  • 【官民対話】中間年改定廃止を業界訴え‐行政側からは慎重な回答
  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言