医薬分業への国民の厳しい指摘に対応するため、保険薬局経営者連合会(山村真一代表)、次世代薬局研究会2025(藤田道男代表)、日本コミュニティファーマシー協会(吉岡ゆうこ代表)の薬局3団体は「薬局団体連絡協議会」を立ち上げた。9月29日には都内で第1回シンポジウムを開催し、薬局が患者や国民の期待に応えるため、3団体が一堂に会して国民の声に真摯に向き合い、信頼を得ていく決意を共同宣言として発表した。
3団体は、薬局が薬物治療と地域のヘルスケアを担うインフラとして貢献するとの理念を共有し、その実現に向けて「薬局団体連絡協議会」のもとに結集した。協議会の目的について、シンポジウムで大会長を務めた山村氏は、「昨今の薬局や医薬分業は、患者や生活者の期待に十分に応えられていないのではないかという大変厳しい指摘がある。それに対して、薬局団体が一つのテーブルに座ることで、国民の声に真摯に向き合い、対応していきたい」と説明した