作用メカニズムの解明が求められる
ニチモウバイオティックス株式会社は11月11日、発酵大豆胚芽抽出物にインスリンの感受性改善効果があることを確認したと発表した。
(画像はプレスリリースより)
12週間にわたり6週齢の雄性マウスに脂質エネルギー比60%の高脂肪食と、発酵大豆胚芽抽出物を含有した高脂肪食を与えた結果によるもの。これらの食事を与え続け、試験終了後に経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)を行ったところ、血漿中インスリン濃度の有意的な減少が認められた。また体重増加も有意的に抑制されたという。
糖尿病や肥満などの予防に対する有効性も示されたことになり、今後は作用のメカニズムの解明が求められる。
抗酸化力の高いアグリコン型イソフラボン
今回の試験によってインスリン感受性改善効果が確認された発酵大豆胚芽抽出物は、ニチモウバイオティックス独自の麹菌発酵技術によってつくられたもの。世界に唯一のきわめて抗酸化力の高いアグリコン型イソフラボンとして日本・アメリカ・ヨーロッパで製造特許を取得、市場に供給している。
国内外における著名な大学との共同研究により、エビデンスも豊富に蓄積している。商品名はAglyMax。(小林 周)
▼外部リンク
ニチモウバイオティックス株式会社 ニュースリリース
http://www.nichimobiotics.co.jp/news/131111.pdf