「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」で2010年に承認
久光製薬株式会社は8月29日、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントス(R)テープ」(開発コード:HFT-290、一般名:フェンタニルクエン酸塩)について、オピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する承認事項一部変更承認申請を行ったと発表した。
同剤は、2010年4月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果として製造販売承認を取得した。2014年6月には「中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛」の効能・効果で追加承認を取得。2018年7月には「0.5mg」の新用量追加に関する承認事項一部変更承認を取得している。
また、同社と協和キリン株式会社は2010年6月より、同剤の製品流通、情報の提供、収集活動を行っている。
2020年度中の承認取得を目指す
同社は、オピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者を対象に0.5mgより投与を開始した臨床試験を行い、有効性、安全性を確認した。
今後、2020年度中に同剤のオピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する
承認取得を目指すとしている。
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・久光製薬株式会社 ニュースリリース