お薬手帳の携行状況を調査
製薬会社19社らが構成するくすりの適正使用協議会は、「お薬手帳の携行」についてインターネット調査を実施。その結果を同協会の機関紙「RAD-AR News Vol.24 No3」で発表した。
この調査は、生活習慣病により1か月以上継続して処方された薬を服用している40~69歳500人を対象に、お薬手帳の携行状況や常用している薬の名前を憶えているかなどを質問した。
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普段から携行している人はわずか15%
その結果、薬の服用・使用回数は、90%以上の人が覚えているが、約50%は使用中の薬の名前までは覚えておらず、30%以上の人が服用時の注意事項は覚えていないと答えたという。また、お薬手帳を常に携行している人はわずか15%にとどまり、約半数の49%の人が病院・医院、または調剤薬局へ行く際に携行していると回答した。
「いざ」という時のために携行を
同協会によると災害時など非常時には、患者が普段使用していた薬が失われ、病院や調剤薬局に保管されているカルテや記録も失われてしまうこともあり、それにより患者が使用していた薬を特定できず、対応が遅れることもあるという回答も。患者自らが「災害への備え」として、お薬手帳の携行などの対策をとる必要があるとしている。(QLifePro編集部)
▼外部リンク
くすりの適正使用協議会 機関誌 RAD-AR News
http://www.rad-ar.or.jp/news/index.html