医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 田宮薬剤管理官「対人業務への流れで議論」-調剤料の20年改定見通し

田宮薬剤管理官「対人業務への流れで議論」-調剤料の20年改定見通し

読了時間:約 1分42秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年07月19日 AM11:30

厚生労働省保険局医療課の田宮憲一薬剤管理官は14日、名古屋市内で講演し、2020年度調剤報酬改定に向け、財政制度等審議会財政制度分科会から大幅な引き下げを要求されている調剤料に言及。「対物業務から対人業務への全体の流れの中で議論していくことになる」との見通しを示した。また、「かかりつけ薬剤師が、どれだけ医療の質の向上に貢献しているかというエビデンス構築が引き続き必要になる」との考えを強調した。

田宮氏

田宮氏は、今国会で継続審議となった医薬品医療機器等法改正に言及し、昨年末の取りまとめで「現在の医薬分業は政策誘導した結果の形式的な分業」「単純に薬剤の調整など対物中心の業務を行うことで成り立っており、多くの薬剤師が患者から職種の意義を理解されていないという危機感がない」など厳しい指摘があったことを紹介した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外