大阪府薬務課は9日の定例会見で、2019年度の後発品安心使用促進事業について、▽患者・医師への安心使用▽患者が選んだ後発品の見える化――の2本立てのプロジェクトで進めていく方針を示した。その中で、岸和田市においてお薬手帳の活用に着目した新規モデル事業を展開。薬局で後発品を調剤後、飲み心地など服薬状況の確認を行い、患者自身が使用状況や満足度をお薬手帳に記入し、その情報を医師や歯科医師に伝えるという患者から医師への伝達ツールとしての活用を促す。
八尾市では、市委託事業として後発品の適正使用のための方策を検討する。昨年度に市内12医療機関の後発品採用リストを作成し、ホームページで公表。リストは年1回情報を更新することにしているが、今年度はフォーミュラリーを地域の医療機関で展開する方向で調整している。