医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 益山氏が北海道薬で調査報告、副作用報告件数が大幅増-確認シート活用で早期発見

益山氏が北海道薬で調査報告、副作用報告件数が大幅増-確認シート活用で早期発見

読了時間:約 1分57秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年05月24日 AM11:15

東京薬科大学薬学部薬事関係法規研究室の益山光一教授は、18、19の両日に札幌市で開かれた北海道薬学大会で講演し、患者の自覚症状から副作用を早期に発見するための「」を活用した調査結果を報告した。ハイリスク薬を服用している患者を対象に「皮膚のかゆみ」や「目のかすみ」「手足の震え」などの自覚症状を記載した確認シートを用いて「体調の変化」を尋ねたところ、患者からの副作用報告数が18件から238件と大幅に増えた。確認シートには含まれない訴えも多数含まれており、副作用の初期症状と疑われるものも含め早期発見のきっかけとなった。

益山氏

調査は、2017~18年度のAMED研究「薬局・薬剤部の機能を活用した副作用報告の推進に関する研究」(研究代表者・益山氏)の一環で行ったもの。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外