医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【薬ゼミ自己採点調査】薬剤師国試、平均正答率70%超え-禁忌肢導入の影響は限定的

【薬ゼミ自己採点調査】薬剤師国試、平均正答率70%超え-禁忌肢導入の影響は限定的

読了時間:約 2分14秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2019年03月08日 AM10:15


■難易度は前回より低下

2月23、24日に実施された第104回薬剤師国家試験で、薬剤師国家試験予備校大手「」が全受験者を対象に実施した自己採点の結果、平均総合正答率が70.5%と70%を突破する可能性が出てきたことが明らかになった。第103回の平均正答率66.1%に比べ4ポイント以上上昇するなど、問題の難易度が低くなったと見られ、特に必須問題は得点しやすい基礎的な事項の出題が多く、足切りにかかる学生は少ないと予想する。今回の薬剤師国試では、薬剤師にすべきでない受験者を識別するため、間違って一定数以上選択した場合に自動的に不合格となる「禁忌肢」が初めて導入され、10問程度あったと見られるが、複数問を選択している受験者はほとんどおらず、影響は限定的のようだ。

薬剤師国試には1万5797人が出願し、1万4297人が受験した。薬ゼミ自己採点システムでは、1日時点で1万2012人が採点を行い、新卒者8851人の平均点は248.5点であり、225点(正答率65%)以上得点した新卒受験者は7426人に上ると予想した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外