モバイル機器上でグルコース変動をリアルタイムに確認
日本メドトロニック株式会社は12月3日、持続グルコースモニタリング(CGM)システム「ガーディアン(TM)コネクトシステム」の販売を開始したと発表した。
画像はリリースより
ガーディアンコネクトシステムは、患者が普段使用しているモバイル機器上で、グルコース変動をいつでも確認することができるもの。また、予測アラート通知機能により、高血糖や低血糖に至る可能性がある場合に、いち早く糖尿病患者へ知らせることで、早めの対応を促すことが期待されている。
CGMシステムとしては日本で初、SMSによるアラート通知が可能に
さらにガーディアンコネクトシステムは、CGMシステムとして日本で初めて、SMSテキストメッセージによるアラート通知が可能で、糖尿病患者の家族や医療従事者も、インターネットに接続されているモバイル機器を通じて、糖尿病患者の高グルコースおよび低グルコースのアラート通知を受け取ることができる。また、ガーディアンコネクトシステムから「CareLink(TM)(ケアリンク)」糖尿病管理ソフトウェアへ定期的にデータをアップロードする機能を利用することにより、インスリン治療を受ける糖尿病患者と医療従事者のデータの共有に伴う負担を軽減する。
CGMシステムを使用するには、小型のセンサを腹部などの皮下に挿入。小型の測定器をセンサに接続し、間質液中のグルコース濃度を測定する(1日最大288回)。測定値は、モバイル機器へ5分ごとに送信。あらかじめ設定した上・下限値に達する最大60分前までに、アラートで通知されるように設定することが可能だ。
ガーディアンコネクトアプリは、iOSデバイス用に提供。Android対応のアプリも現在開発中で、今後、提供を予定している。現在、ガーディアンコネクトシステムは、米国、ヨーロッパ諸国、オーストラリア、チリ、シンガポール、韓国で販売されている。
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・日本メドトロニック株式会社 プレスリリース