厚生労働省の「国立高度専門医療研究センター(NC)の今後のあり方検討会」は26日、NC6機関が果たすべき役割について引き続き議論した。厚労省は各NCの研究開発を促進するため、それぞれが持つ診療情報や研究データの共有・管理、倫理審査など、支援体制で共通する部分は窓口を一本化して統合する方向性を提案。これに対し、構成員からは「6NCのいずれかに担当部門を置き、担当者が所属するNCと兼務できる形にすべき」などの意見が出た。来月に開催予定の次回検討会でも、共通機能を担う組織のあり方などを議論する予定だ。
この日の検討会では、各NCや関係機関からのヒアリングに対する意見などを踏まえ、厚労省からNCが持つべき機能に関する案が改めて示された。