医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【文科省】トライアル実習、連携体制構築-大学や施設間、取り組みに差

【文科省】トライアル実習、連携体制構築-大学や施設間、取り組みに差

読了時間:約 1分48秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2018年10月22日 AM10:45


■来年2月の本実施に課題

文部科学省は19日の「薬学実務実習に関する連絡会議」に、来年2月からスタートする改訂モデル・コアカリキュラムに準拠した実務実習を想定したトライアルの取り組み状況に関するアンケート調査結果を提示した。第I期に病院実習を行った大学のうち、全学生にトライアルを実施した大学が36%にとどまっていたほか、新たな実習で必須となっている「大学・病院・薬局の三者による連携体制構築」を行っていた大学も半数程度で、大学や地区調整機構、施設によって取り組みにバラツキがあることが分かった。

アンケート調査は、74学部を対象に行った。第I期に病院実習を行った大学のうち、全学生にトライアルを実施した大学は36%(25学部)で、「一部の学生」に実施した大学は46%(32学部)だった。「一部」の中には、8割以上の学生にトライアルを実施した大学がある一方で、1~2人のみの大学もあり、「かなり差がある」(文科省)ことが明らかになった。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外