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2型糖尿病治療用配合剤トラディアンス配合錠AP/BP、承認取得‐ベーリンガーら

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2018年09月26日 AM11:30

トラゼンタとジャディアンスの配合剤

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社と日本イーライリリー株式会社は9月21日、日本国内において承認申請していた「(R)配合錠APおよびBP」について、2型糖尿病を効能・効果として厚労省より国内製造販売承認を取得したと発表した。

トラディアンス配合錠は、DPP-4阻害剤リナグリプチン(製品名:(R)錠)と、SGLT2阻害剤エンパグリフロジン(製品名:(R)錠)の配合剤で、APはトラゼンタ錠5mgとジャディアンス錠10mgを配合し、BPはトラゼンタ錠5mgとジャディアンス錠25mgを配合している。これら異なる作用機序の2成分を配合し1剤にすることで、患者の服薬負担を軽減し、アドヒアランスを高め、より良好な血糖コントロールが得られることが期待されている。

製造販売はベーリンガー、情報提供活動は2社で

トラゼンタ錠は、1日1回経口投与の選択性の高いジペプチジルペプチターゼ-4(DPP-4)阻害剤。DPP-4を阻害することにより、インスリン分泌を促進し、グルカゴン分泌を抑制することで、血糖を低下させる。一方、ジャディアンス錠は、1日1回経口投与のナトリウム依存性グルコース共輸送担体(SGLT2)阻害剤。SGLT2を阻害することにより、腎臓でのブドウ糖再取り込みを抑制し、インスリン分泌能の低下やインスリン抵抗性とは独立して過剰なグルコースを尿中に排出させることで、血糖を低下させる。

トラディアンス配合錠は、トラゼンタ錠ならびにジャディアンス錠と同様に、日本国内では日本ベーリンガーインゲルハイムが製造・販売を行い、医療機関への情報提供活動については、、日本イーライリリー両社で行うとしている。

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