去勢抵抗性前立腺がんの適応で承認申請中のアパルタミド
ヤンセンファーマ株式会社は1月21日、去勢抵抗性前立腺がんの適応取得を目的として承認申請中の「アパルタミド」について、日本新薬株式会社との間で日本国内におけるコ・プロモーション契約を締結したことを発表した。
今回の契約に基づき、同剤の医療従事者への情報提供活動は、製造販売元のヤンセンと日本新薬が共同で実施する。
新規の経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤
アパルタミドは、前立腺がん細胞のアンドロゲンシグナル経路を遮断する新規の経口アンドロゲン受容体シグナル伝達阻害剤。同剤は、アンドロゲンがアンドロゲン受容体(AR:androgen receptor)に結合するのを阻害する、ARががん細胞核内に移行するのを止める、ARががん細胞のDNAに結合するのを阻害する、という3つの方法で、がん細胞の増殖を阻害する。
ヤンセンファーマの代表取締役社長であるクリス・フウリガン氏は今回の日本新薬との協業について「アパルタミドをより早期にかつ多くの患者様へお届けし、日本における前立腺がん治療を促進するというヤンセンのコミットメントを強化するものとなります」と、述べている。
▼関連リンク
・ヤンセンファーマ株式会社 プレスリリース