厚生労働省保険局医療課の中山智紀薬剤管理官は22日、徳島市内で2018年度診療報酬改定の方向性について講演し、外来治療や入退院時における病診薬連携について「様々な取り組みが地域で進められていることを承知している」と言及。「点数をつけることによってそれがさらに進むのであれば、そこは評価したい」と述べ、地域包括ケアシステムの構築に向けて病診薬連携を診療報酬で評価する考えを示した。
中山氏は、病診薬連携を診療報酬で評価する方向性は「18年の改定に限らず、20年、22年と将来にわたって続いていく」と強調。「病診薬連携の事例をたくさん教えてほしい。こういった点を評価してもらえるといいということがあれば、国にそれが届くようにしてほしい」と求めた。