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オプジーボとDS-8201の併用療法を評価する研究開発提携を締結-米BMSと第一三共

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2017年08月31日 PM12:30

HER2発現乳がんと膀胱がん対象

米ブリストル・マイヤーズ スクイブ社と第一三共株式会社は8月29日、免疫チェックポイント阻害薬の「(R)」(一般名:)と、第一三共が開発中の「」の併用療法を評価するための臨床試験の共同実施に関する契約を締結したと発表した。

今回の契約に基づき、2017年度第4四半期(2018年1~3月)に欧米での第1相臨床試験を両社共同で開始する予定。同試験は、HER2発現の再発・転移性乳がん患者を対象に、ニボルマブ併用時のDS-8201の推奨用量を決定するパート1と、HER2発現の再発・転移性乳がん患者および膀胱がん患者を対象に、両剤の併用療法の有効性、安全性および忍容性を評価するパート2の、2つのパートからなるという。

HER2に対する抗体薬物複合体のDS-8201

DS-8201は、HER2に対する抗体薬物複合体(ADC)。ADCは、抗体医薬と低分子医薬を適切なリンカーを介して結合させた医薬群であり、がん細胞に発現している標的因子に結合する抗体医薬を介して薬物をがん細胞へ直接届けることで、薬物の全身曝露を抑えつつ、がん細胞への攻撃力を高めた薬剤である。

第一三共のオンコロジー研究開発グローバルヘッドのアントワン・イヴェル(Antoine Yver (M.D.))は、「免疫システムを活用した抗PD-1抗体と標的のがん細胞に薬剤を直接届けるDS-8201の併用療法は、HER2発現の進行性の乳がんおよび膀胱がん患者さんの治療効果を改善できるものと期待しております」と述べ、ブリストル・マイヤーズ スクイブの腫瘍領域開発責任者であるフアド・ナモーニ(Fouad Namouni (M.D.))は、「異なる補完的経路を標的とする薬剤の併用療法、今回で言えば、免疫チェックポイント阻害薬と革新的な薬物送達機能を有する薬剤との併用療法は、治療困難ながん患者さんに対する新たなアプローチとなり得ます」と述べている。

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