政府の経済財政諮問会議で民間議員を務める新浪剛史氏(サントリーホールディングス社長)は1日、都内で講演し、年内に基本方針をまとめる方向の薬価制度の抜本改革に言及。その中で、製薬業界が強く反対する毎年薬価改定について、「全ての薬でやるのは大変厳しい。流通に大きな負担を与えることは得策でなく、こうした部分に配慮しながら考えていかなければならない」との認識を示した。
新浪氏らは、11月25日の諮問会議で、薬価制度の抜本改革を提言。安倍晋三首相が年内に政府基本方針をまとめるよう指示したことを受け、中央社会保険医療協議会でも議論がスタートした。