ランタスと同じアミノ酸配列を有するバイオ後続品
日本イーライリリー株式会社と日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社は1月14日、日本において承認申請していたインスリン製剤「インスリングラルギンBS注カート「リリー」および「インスリングラルギンBS注ミリオペン(R)「リリー」」(一般名:インスリングラルギン(遺伝子組換え)[インスリングラルギン後続1])」について、インスリン療法が適応となる糖尿病を適応として、製造販売承認を取得したと発表した。
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インスリングラルギンBS注カート「リリー」および同注ミリオペン「リリー」は、日本で初めてバイオ後続品として承認されたインスリン製剤。同剤は、ランタス(R)(一般名:インスリングラルギン(遺伝子組換え))と同じアミノ酸配列を有する持効型溶解インスリンアナログ製剤で、食間および夜間の持続的な血糖コントロールを目的としている。
日本イーライリリーと日本ベーリンガーインゲルハイムで共同販促
イーライリリー・アンド・カンパニーとベーリンガーインゲルハイムは2011年1月に、糖尿病領域におけるアライアンスを締結。同領域において、大型製品の可能性が期待される治療薬候補化合物を中心に協働していくことを発表している。今回承認された2剤については、欧州では2014年9月に承認を取得しており、今後日本では、日本イーライリリーが製造、販売を行い、日本イーライリリーと日本ベーリンガーインゲルハイム両社で共同販促をする。
日本イーライリリー糖尿病・成長ホルモン事業本部長のカディア・テペバシャ氏はプレスリリースで、
「このインスリングラルギン製剤の日本における製造販売承認を取得したことは、日本イーライリリーと日本ベーリンガーインゲルハイムのアライアンスにとって、非常に意味のある功績です。我々は、本剤が今後長年にわたって広く使用されることを期待しております」
と述べている。
▼外部リンク
・日本イーライリリー株式会社 プレスリリース