米国・欧州ではTriumeqの製品名で販売中
ヴィーブヘルスケア株式会社は12月15日、同社のドルテグラビルナトリウム・アバカビル硫酸塩・ラミブジン配合錠について、HIV感染症の効能・効果で厚生労働省に承認申請を行ったと発表した。
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同剤は、インテグラーゼ阻害薬のドルテグラビルとヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬のアバカビルおよびラミブジンを含有する、同社初の1日1回1錠の製剤。今年8月に米国、9月に欧州にて、HIV感染症の適応で承認を取得しており、「Triumeq(R)」の製品名で販売されている。
テビケイとザイアジェン、エピビルの配合剤
同剤の3つの有効成分のひとつであるドルテグラビルは、米国では 2013年8月に、欧州では2014年1月に「Tivicay(R)」として承認されており、日本国内では「テビケイ(R)錠 50 mg」として今年3月24日に承認を取得、4月17日に販売を開始している。
他の有効成分であるアバカビル及びラミブジンは、単剤は「ザイアジェン(R)錠 300 mg」及び「エピビル(R)錠」として、それぞれ1999年9月及び1997年2月に承認されている。また、これらの配合剤は、「エプジコム(R)配合錠」として2004年12月に承認されている。今回承認を申請したのは、この3つの有効成分を配合した錠剤である。
ヴィーブヘルスケアは、2009年11月に設立された、抗HIV薬に特化したスペシャリスト・カンパニー。既存薬では満たされない患者のために、効果的なHIV治療薬の提供を行っている。(遠藤るりこ)
▼外部リンク
・ヴィーブヘルスケア株式会社 プレスリリース