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富士フイルムの抗ウイルス薬「アビガン錠」 エボラ出血熱向け追加生産を決定

読了時間:約 1分8秒
2014年10月20日 PM06:00

エボラ出血熱患者への投与拡大に備え追加生産

富士フイルム株式会社は10月20日、エボラ出血熱患者への投与拡大に備え、抗インフルエンザウイルス薬「(R)錠200mg(一般名:)」をエボラ出血熱対策として海外での使用を目的とした追加生産を決定した。これまでにアビガンは、西アフリカから欧州に緊急搬送されたエボラ出血熱患者複数人に対し、緊急対応として投与され効果を示している。

アビガンは、ウイルスの細胞内での遺伝子複製を阻害することで増殖を防ぐという新しいメカニズムを有するRNAポリメラーゼ阻害剤。もともとは抗インフルエンザウイルス薬として開発され、新型又は再興型インフルエンザウイルス感染症が発生し、同剤の使用を国が判断した場合に、厚生労働大臣から要請を受けて製造・供給等を行う。

2万人分の錠剤と30万人分の原薬を保有

フランス政府とギニア政府は11月中旬よりギニアにおいて、エボラ出血熱に対するアビガンの臨床試験を行う予定。同臨床試験でアビガンのエボラ出血熱に対する効果並びに安全性が認められた場合は、より大規模な臨床使用のための薬剤の提供要請が見込まれる。

日本政府は、感染が広がるエボラ出血熱に対して、日本の企業が開発した治療に効果の見込める薬を提供する準備があることを表明している。同社では、現時点で2万人分の錠剤を有し、原薬としてさらに30万人分程度の在庫を保有している、とのこと。今回のエボラ出血熱向けの追加生産は、今後、さらなる臨床使用が進む場合に備えたもので、11月中旬より行われる。

同社は、ニュースリリースで今回の追加生産の判断について「感染規模がさらに拡大した場合においても十分な量を継続的に供給可能とするため、追加生産により備えておくべきと判断いたしました」とコメントした。(

▼外部リンク
富士フイルム株式会社 ニュースリリース

 

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