■“ヘルシーDo”認定も実施
北海道経済産業省経済産業局は、道内バイオ企業と医療機関が連携し、バイオ技術を活用した機能性素材・食品、機器・サービス開発に乗り出す。医療現場のニーズから、両者で道産の高機能素材を使った高機能食品などを開発し、医療周辺分野で新たな市場を開拓する。高機能性が認められた食品には、北海道食品機能性表示制度(ヘルシーDo)の認定マークを付与し、調剤薬局でも販売できるようにする構想もある。医療機関とバイオ産業の橋渡しを実施する連携モデルは全国でも先駆的な取り組みとなる。
道内バイオ産業は、2000年ごろに北海道大学発研究開発型ベンチャーが登場して以来、15年連続で市場規模が拡大し、13年度売上は前年度比3・1%増の544億円と伸びている。06~09年度まで高成長を支えた研究支援・医療・医薬分野が伸び悩む中、機能性食品・化粧品が好調に推移している。