Charleston Laboratories Inc.との戦略的提携締結を発表
第一三共株式会社は8月7日、Charleston Laboratories Inc.の子会社であるLOCL Pharma Inc.との間で、制吐剤配合麻薬性鎮痛剤「CL-108」について今後の開発と米国における商業化に関する戦略的提携を行うことで合意したと発表した。
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この提携により、第一三共はCL-108の米国における独占的商業化に関する権利を取得する。それに伴い、契約一時金として1億米ドル、今後短期間に発生するマイルストンとして1億米ドル、申請・承認にかかるマイルストンとして最大4.5億米ドルを支払うこととなる。また、さらにグロスマージンにその変動に相応させてあらかじめ設定した2桁台の比率を乗じた額の支払いも行うという。
一方、Charleston社は、同剤の製品供給における責任を担い、米国におけるコ・プロモーションの権利を保有する。
中等度から重度の急性疼痛、オピオイド誘発性悪心・嘔吐低減を目的に
CL-108は、ヒドロコドン7.5mg、アセトアミノフェン325mg、プロメタジン12.5mgの配合錠。中等度から重度の急性疼痛およびオピオイド誘発性悪心・嘔吐の低減を目的に開発が進められており、現在第3相臨床試験の段階にある。
ヒドロコドンは疼痛治療剤として米国で年間1億3,000万件以上処方されているが、その約30%でオピオイド誘発性の悪心、15%で嘔吐の発生がみられる。CL-108は、こうした患者の副作用軽減に貢献する薬剤となることが期待されるという。(紫音 裕)
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・第一三共株式会社 ニュースリリース