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国立精神・神経医療研究センター 多発性硬化症の医師主導治験を開始

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2014年03月07日 PM06:00

約3か月にわたり9名の患者に反復投与

独立行政法人 国立精神・神経医療研究センターは2月24日、神経難病である多発性硬化症(MS)の新規治療薬(免疫修飾薬OCH:糖脂質アルファ・ガラクトシルセラミド類似体)を開発し、同センター病院においてMS患者を対象とした医師主導治験を開始することを発表した。

(画像はプレスリリースより)

これは、開発された多発性硬化症治療薬OCHについて、同センター病院において健常成人を対象とした本治療の医師主導治験を終えたため、次のステップとして患者を対象とした医師主導治験を実施することとなったもの。約3か月にわたって1グループ3名、3つのグループのMS患者に対し、反復投与する治験が開始されるという。

NKT細胞の炎症抑制物質の産生を促進

多発性硬化症治療薬OCHは、精神・神経医療研究センターの研究者が発見したシーズをもとに、内閣府の先端医療開発特区(医療スーパー特区)に指定された同センターの大型研究開発プロジェクトとして開発が進められてきた。免疫調整細胞であるナチュラルキラーT細胞(NKT細胞)による炎症抑制物質の産生を促すことが確認されている。(小林 周)

▼外部リンク

独立行政法人国立精神・神経医療研究センター
http://www.ncnp.go.jp/press/press_release140224.html

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