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厚生労働省が「医薬品産業ビジョン2013」を発表

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2013年07月04日 PM02:13

医療機器産業ビジョン2013

厚生労働省は、医薬品・医療機器産業の中長期的な将来像を示した「医薬品産業ビジョン2013」と「医療機器産業ビジョン2013」を発表した。同省では、医薬品産業の国際協競争力を強化することを目指として2002年に「医薬品産業ビジョン」を初めて策定した。

その後、07年8月にその内容を見直したのだが、08年には「新医療機器・医療技術産業ビジョン」を策定していた。今回の産業ビジョンの策定が3回目となる。新興国台頭による国際競争環境の変化や、産学連携の強化などの変化に対応したものとなっている。

(この画像はイメージです)

今後の医薬品業界について

「医薬品産業ビジョン2013」では、主に医薬品の研究開発や新薬メーカーに関する記述となっているのだが、「医薬品産業の将来像」とする章の中では「薬局・医薬品小売業者」についても載っている。

その中で強調されているのが、薬局が地域の医療提供施設として、身近な健康相談、在宅医療、一般用医薬品の販売まで多様な役割を発揮するということである。

OTC薬の販売や在宅医療への医薬品供給などは前回も言及していたのだが、調剤だけでなく、在宅医療からセルフメディケーションの支援まで積極的に果たす必要があると明記している。また「大規模かつ広域に業務展開している大手企業」の薬局に関しては、「立地性に依存して、一部の業務に特化した業務展開を進めているという指摘もあるため、こうした役割や責務を着実に果たすことが求められる」とも書かれている。



医薬品産業ビジョンでは、厚労省として医薬品産業全体の中長期的な方向性を示したものであり、医薬品産業界の今後の将来像や、関連産業の発展の姿、魅力ある創薬として、その実現のために官民にとって必要な取り組みなどが記載されている。(福田絵美子)

▼外部リンク

 「医薬品産業ビジョン2013」
http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/

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