体重に関する会話のある家庭では不健康な食生活リスクがアップ
お年頃のお子さんを持つご両親は、お子さんの体型について、親子で話す機会がありますか?アメリカはミネソタ州で、2348人のティーンエイジャーと、3528人の母親または父親を対象にした調査で、両親との会話が、思春期の子どもたちの、不健康な食生活や無理な減量につながることを明らかにしました。
大切なのは、食事と健康管理の関係を話題にすること
母親が、食事と健康管理の関連を話題にしている家庭と、そうでない家庭を比較すると、健康を害するようなダイエットに取り組むリスクと、不健康な食生活に陥るリスクが1割以上も異なることが分かりました。
また、不健康な食生活に陥るリスクは、両親との会話が、減量を話題にすることがある家庭では35%以上であるにもかかわらず、健康的な食生活のみが話題になる家庭では、21%に留まっています。この傾向は特に父親が、体重に関する話題を持ち出す家庭で強くみられるそうです。
調査チームでは、思春期は不健康な食生活を身につけやすい時期なので、両親がどのように接するべきかを理解していることが大切だとしています。
体重や体型を気にし始める、思春期。大人が思うよりもずっとセンシティブになるようです。健康的な食生活をおくれるような一言をかけてあげるよう心がけると同時に、体重に関しての会話は控えた方が良いようですね。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Parent Conversations About Healthful Eating and Weight
http://archpedi.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1700514