中止を求める要望書を提出
Tポイントサービスの運営主体であり、TSUTAYAを展開しているカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が「Tポイント」利用者の医薬品購入データを収集し、販売促進のために利用していたことが分かり、市民団体「薬害オンブズパースン会議」から中止を求める声が上がっている。
「Tポイント」とは、1枚のポイントカードに、提携先のポイントが貯まり、そのポイントを提携先で利用できるサービス。加入店は全国約48000店で、会員数は約4000万人。
「薬害オンブズパースン会議」では、
・会員が十分に理解しないまま、会員の個人情報を第三者である加盟店との間で利用する行為は、個人情報保護法(23条1項)に抵触する
とし、CCC、医薬品販売業者(ドラッグストア)としてTポイントの加盟店(ポイントプログラム参加企業)となっている5社、厚生労働大臣、経済産業大臣、内閣府特命担当大臣(消費者庁)、消費者委員会に対し、「Tポイントサービスに関する要望書」を、2012年11月20日に提出した。
(写真はWikiメディアより引用「TSUTAYA会員証」)
利用者情報はどのように管理されているのか
この問題について、CCCでは、
と説明している。
同社のサイトを見てみると、Tカードを提示して購入した情報はCCCに提供されるが、その情報は
だけが同社に提供され、個人情報は含まれておらず、購入情報と個人情報は分けて管理していると説明されている。
この情報収集について、厚生労働省の医療情報の取り扱いに関する検討会のメンバーは、
としている。今後どのような動きになるのか、注視したい。
▼外部リンク
NHK NEWS 利用者購入の医薬品データ収集 懸念の声
http://www3.nhk.or.jp/news/html/
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
http://www.ccc.co.jp/csr/tpoint/
薬害オンブズパースン会
「Tポイントサービスに関する要望書」を提出
http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=822