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アルツハイマー病治療のための低分子薬TTP488が有効性を示す

読了時間:約 39秒
2012年11月03日 AM07:13
アルツハイマー病

アルツハイマー病は、βアミロイド蛋白という蛋白質が脳の神経細胞に蓄積し、神経細胞が破壊され脳が萎縮することにより発症する。アミロイドβ沈着は、最終糖化産物受容体(RAGE)を介して認知機能障害を引き起こしているといわれている。

(ウィキペディアより)

TTP488

TTP488は、経口投与で有効な低分子の新しいRAGE拮抗薬である。ノースカロライナ州ハイポイントのトランステック・ファーマが創薬・開発した。

このたび、TTP488について、軽度から中等度のアルツハイマー病患者にTTP488 5 mgの投与を行った場合、18カ月間の認知機能低下に関し、プラセボと比較して26%の効果が示された。軽度のアルツハイマー病患者においては、さらに効果がみられ、プラセボと比較して46%の効果があった。また、安全性も認められ、忍容性は良好だった。

▼外部リンク

QLifePro 2012年11月01日 PM06:10
https://www.qlifepro.com/press/-transtech-pharma-2/

 

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