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抗HIV感染症薬、新たに承認

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2012年05月22日 PM11:00
HIV感染症

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症は、HIVが免疫細胞に感染、破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症である。治療は、ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬と非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬、プロテアーゼ阻害薬の3種類以上の薬剤を併用する。

NNRTI剤承認

ヤンセンファーマは5月18日、非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)である「エジュラント(TM)錠25mg」(一般名:リルピビリン塩酸塩)の日本における製造販売承認を取得した。用法・用量はリルピビリンとして1回25mgを1日1回食事中又は食後に経口投与する。

未治療のHIV-1感染成人患者を対象とした二重盲検、無作為化第3相試験2試験において、2種類のNNRTIとの併用で1日1回投与するエジュラント(TM)の有効性、安全性、忍容性が対照薬であるエファビレンツと比較評価した結果、エジュラント(TM)により48週目でウイルス量検出限界以下(50コピー/mL未満)に達成した患者の割合が、エファビレンツとの比較で非劣性であることが示され(最大許容差は12%)、さらに忍容性も優れていた。

▼外部リンク

ヤンセンファーマ プレスリリース 2012年5月21日
http://www.janssen.co.jp/public/rls/news/4004

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